元キャンディーズのスーちゃんが亡くなった。
子供の頃、物心ついて初めて好きになった女性アイドル それがスーちゃんだった。 当時「8時だよ、全員集合!」にキャンディーズは毎週出ていて、 歌やコントをしていた(志村 けんはまだブレイクしておらず、 加藤 茶とのコーナーが多かった) その頃のスーちゃんはメンバーの中で一番ぽっちゃりしていた。 小学1,2年のころの小木はクラスで一番背も低く、力もあまりなかった。 自分が大人になった事を想像できない小木は その体格のままスーちゃんとデイトする甘い妄想をいだくようになった。 でもどうしてもその体格差なもんで、スーちゃんを お姫様ダッコする自分を想像する事が出来なかった 「男たるもの恋人をお姫様ダッコする事が出来ずに彼氏と呼べるだろか?」 小木は悩んだ、悩んで悩んで出した結論が 「スーちゃん、ゴメン。君をお姫様ダッコする事ができないよ、 だから今日からランちゃん派になるよ~。」 と、子供にありがちな乗り換えをしたのだ。 わ~ヒデ~。 その後、大人になれば背も伸びることに気づいた頃には キャンディーズはとっくに解散していて、 スーちゃんは女優さんになっていた。 原爆被災者を演じた「黒い雨」では スーちゃんがここまでやるのかと驚きを隠せなかった。 放射能、被爆の怖さを表現したこの作品が この時期にクローズアップされるのも運命なのだろうか? ニュースやワイドショーでスーちゃんの訃報や お通夜が報道されたり、最後の肉声テープが流されたりするたび ぼくはテレビの前で泣いていた。 思い出すのはスーちゃんのあのキラキラした瞳、笑い顔。 そして、今のぼくにピッタリなあの 「春一番」って曲のフレーズ 「泣いてばかりいたって、幸せは来ないから 重いコート脱いで出かけませんか もうすぐ春ですね」 あのスーちゃんの高音部が頭から離れない。
by the_vibrations
| 2011-04-26 23:17
| diarly
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